Emilia Romagna
Il Farneto
イル ファルネート
レッジョ エミリアの南にあるカステッララーノの町。当主のマルコ ベルトーニは2001年、町から離れた丘陵地に念願の土地を手に入れ、ゼロからのブドウ栽培を開始する。畑は標高250m、サッスオーロを含むこの当たりは強い粘土質を持ち、年間の降雨量が少なく非常に乾燥している、この辺りではほとんど見られなくなった、手作業によるブドウ栽培にこだわるマルコ。湿度の問題が起きない畑では、当然カビの影響がほとんどないため、ボルドー液を必要としない環境が整うことに驚く。樹に全く負荷をかけない、自然環境と樹の自己管理力を尊重する栽培を心がけている。醸造は、彼の理想ともいえる日常を感じるワイン、幼い頃に見てきたサッスオーロの情景を尊重したワイン造り。不必要な介入を避け、冬場の寒さを利用してオリ引きするなど、あくまでも地元の手法にこだわるマルコ。ワインはどれも果実をそのまま感じつつも、決して飲み飽きない気軽さを持っています。経験の少なさを補うのに十分な環境と素材の良さ。将来性を感じる造り手です。
レッジョエミリアとモデナの中間、南側に位置するカステッララーノの町。全くゼロの状態からこのワイナリーをスタートさせたマルコ ベルトーニ、彼には決して譲れないこだわりと強い意志があった。 2000年、町はずれの丘陵地(Collina)、第二次大戦前にはブドウ畑が広がっていた土地でありながら、現在は放棄地とされている土地を手に入れたマルコ。標高250mの緩やかな斜面は、昼夜の寒暖差、そして強い粘土質、乾燥した風とまさに恵まれた環境が整っていた。元来ブドウ農家ではなかったマルコ、しかしながらサッスオーロの町で幼い頃から見てきたワイン造りに強い憧れを持ってきた。地域伝統のランブルスコ、そして彼が最も魅力を感じていた地酒ともいえるベスメイン(マルツェミーノの古い呼び名)、そしてスペルゴラ。2001年より、段階的に植樹を行い、現在8ha。黒ブドウはマルツェミーノ、カベルネ、ランブルスコ、グラスパロッサ。白ブドウはスペルゴラ、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネを栽培。
醸造においては、少なからず温度の管理はするものの、不必要な酵母添加を行わず、ごく最低限の亜硫酸を使用するのみ。「ここ最近、ようやく品種として確立されたスペルゴラというブドウ、結実のまばらさと、粒の小ささ。そして最も特徴的ともいえる強い酸を持ったブドウ。」、梗の部分まで完熟させたスペルゴラは除梗せずにそのまま圧搾。果汁のみの状態で醗酵を行い熟成。2013年よりリリースされたフリッツァンテは、醗酵が終わったのちにボトル詰め。スペルゴラから造ったモストコット(煮詰めた果汁)を少量添加し瓶内二次醗酵を行う。その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)せずにリリース。
マルツェミーノは屋外にある大型のセメントタンクにて約2週間のマセレーション(果皮浸漬)、野生酵母による醗酵を促す。圧搾後春まで、外気の寒さを利用してオリ引きを行う。使い古した木樽(500L)に写し12か月の熟成。酸が非常にデリケートで、栽培の難しいとされるマルツェミーノでありながら、驚くほど純粋で直観的な味わい。そして、すべてのワインに共通する骨太な酸と果実的な雰囲気。醸造的な未熟さを埋めるのに十分な素材のよさ。素晴らしい信念と情熱を持った造り手の一人
Lineup
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商品コード | イメージ | ワイン | 認証 | 年 | 種類 | 品質・メモ |
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ILF0408 |
Brut Nature ブルット ナトゥーレ 750ml |
22 | 白発砲 | ¥3,600 ソーヴィニヨンブラン60%、シャルドネ40%、 樹齢10~15年。除梗せずに圧搾、果汁のみで醗酵。 ボトル詰めの前に保存していたモストを加え、 瓶内二次醗酵を行う。オリとともに瓶内12カ月の熟成、 オリ抜きをしたのちにリリース。 二次醗酵の酵母は使わず、ドサージュも行わない メトードクラッシコ(瓶内二次醗酵)のスプマンテ。 2022は果実が完熟しヴォリュームを感じ、 酸は穏やかでガスもデリケート。 豊かな果実味と旨味、 ドサージュなしでこの味わいは毎度驚かされます。 |
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ILF1201 |
Brut Nature R ブルット ナトゥーレ R 750ml |
16 | 白発泡 | シャルドネ90%、スペルゴラ10%、樹齢10~15年。 除梗せずに圧搾、果汁のみで醗酵。 ボトル詰めの前にモストコット(凝縮した果汁)を少量加え、 瓶内二次醗酵を行う。 12カ月の熟成、オリ抜きをしたのちにリリース。 二次醗酵の酵母は使わず、ドサージュも行わない メトードクラッシコ(瓶内二次醗酵)のスプマンテ。 |
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ILF0708 |
Mary of Modena ブルット マリーオブモデナ 750ml |
22 | ロゼ泡 | ソーヴィニヨンブラン75%、シャルドネ15%、 テルマリーナ10%、樹齢10~20年 除梗せずに圧搾、果汁のみで醗酵。 ボトル詰めの前に保存しておいたテルマリーナラの モスト(果汁)を加え、瓶内二次醗酵を行う。 12カ月以上の熟成、オリ抜きをしたのちにリリース。 二次醗酵の酵母は使わず、ドサージュも行わない 瓶内二次醗酵。 例年通りの酸の美しさはもちろん、 力強い旨味と香りをもつ魅力的なヴィンテージ。 |
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ILF0110 |
Frizant Bianco フリザン ビアンコ 750ml |
2022 | 白 微泡 | スペルゴラ90%、ソーヴィニヨン ブラン10%、樹齢10~15年。 除梗せずに圧搾、果汁のみで野生酵母による醗酵を促す。 冷蔵保存していたスペルゴラのモスト(果汁)加え、 再び醗酵が始まってからボトル詰め。 春先の気温上昇を利用して瓶内で醗酵を終える。 オリぬきせずにリリース。 キレのある酸と豊かな果実、 フレッシュでいて味わい深いフリッツァンテ。 |
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ILF1003 |
Frizant Rosato フリザン ロザート 750ml |
2021 | ロゼ 微泡 | ランブルスコ グラスパロッサ、サラミーノ主体、 スペルゴラ他。樹齢10~15年。 黒ブドウは約1晩の浸漬、 白ブドウを加えて共に圧搾し醗酵。 冷蔵保存していたランブルスコのモスト(果汁)加え、 再び醗酵が始まってからボトル詰め。 春先の気温上昇を利用して瓶内で醗酵を終える。 オリ残したままリリース。 古典では白ブドウを加えていたという ランブルスコの原点ともいえるロゼ。 2021は果皮まで完熟したヴィンテージで 色もやや濃い目。少しガスは控えめながら、 乾いたタンニンと切れのある酸は、 空腹感を呼び覚まします。 例年通り、果実の甘い香りからの切れのある飲み口、 テーブルに必要不可欠な魅力的なロゼ。 |
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ILF0604 |
Frizant Rosso フリザンロッソ 750ml |
2020 | 赤 微泡 | ランブルスコ グラスパロッサ、樹齢5~10年。 収穫後除梗して果皮と共に数時間醗酵を促す。 圧搾し、ボトル詰めの前に保存していた グラスパロッサのモストを加え、 瓶内再醗酵。オリ抜きをせずにリリース、 酵母添加なし。 ※開栓前に瓶底に沈んだオリを戻してから抜栓して下さい。 |
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ILF0010 |
Spergle スペルグレ 750ml |
2022 | 白 | スペルゴラ、樹齢5~15年。 収穫後、除梗して圧搾しステンレスタンクで緩やかに醗酵。 一部のブドウ(10%程度)は果皮と共に木樽にて1カ月、 醗酵が終わり2つを合わせてタンクにて6か月熟成。 オリ引きののちのボトル詰め。 非常に酸の高いスペルゴラというブドウの個性はもちろん、 果実の凝縮感、味わい深い白。 |
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ILF0209 |
Berzmein ベルツメイン 750ml |
2019 | 赤 | マルツェミーノ、樹齢15年。 除梗して約2週間のマセレーション。 屋外に設置したセメントタンクにて 野生酵母による醗酵を促す。 その後冬の寒さを利用してオリ引きを行い、 木樽(トノー)に移し12か月の熟成。 オリ引きの後にボトル詰め。 タンニンが少なく、テーブルワインとして 親しまれているマルツェミーノ。 2019より、今のトマーゾが手掛けていることもあり、 印象が少し変わりました。 今まで以上に軽快な飲み心地、 ブドウ由来の柔らかさ、 安定感さえ感じる完成度の高いマルツェミーノ。 |
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ILF1105 |
Giandon Bianco ジャンドン ビアンコ 750ml |
2023 | 白 | マルヴァジア ディ カンディア100%、樹齢30年。 収穫後、除梗(一部除梗せず)して果皮と共に1週間、 セメントタンクにて醗酵が始まる。 圧搾後、そのまま6か月の熟成。 果皮に特徴のあるカンディアの個性を表現した白。 ロッソと同じく、気兼ねなく飲まれる土地の味わい。 2023は雨が多く非常に難しいヴィンテージ。 収穫量は少なくなったものの、 ブドウ自体のクオリティを落とさないだけの畑での 仕事量を感じるブドウのクオリティ。 カンディア特有の強い果実味とアロマティックさは、 例年に比べると控えめな印象ながら、 美しい酸と果実のバランス感が素晴らしく、 これまでと比べても明らかに頭一つ出ている 素晴らしい味わい!果皮の厚いカンディア由来の 果実とタンニンが強すぎず、酸と香りの一体感、 飲み心地も素晴らしい嬉しい ヴィンテージになりました! |
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ILF1402 |
Giandon Rosato ジャンドン ロザート 750ml |
2022 | ロゼ | ランブルスコ サラミーノ50%、スペルゴラ25%、、他。 樹齢10~15年。 収穫後、黒ブドウは除梗し 果皮と共に短時間のマセレーション。 プレスを行い果汁のみで醗酵が始まる。 途中スペルゴラのモストを加え醗酵、 タンク内で6カ月の熟成。 ジャンドンロッソと同じ区画の黒ブドウより造られた、 実験生産のロゼ。 軽いタンニンと強めの色調、 酸を強調した飲み心地の良さ。 非常にドライで食べ物を欲する、食中酒としてのロゼ。 |
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ILF0804 |
Giandon Rosso ジャンドン ロッソ 750ml |
2021 | 赤 | マルツェミーノ主体、マルボジェンティーレ、 ランブルスコグラスパロッサほか。 除梗し果皮と共に醗酵。 セメントタンクにて発酵・熟成。 気兼ねなく飲み続けられる土地の味わいを意識し、 気軽な飲み口を追求したワイン。 |
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ILF0901 |
Frizant Brutto フリザンブルット 750ml |
17 | 白微泡 | スペルゴラ50%、シャルドネ25%、 ソーヴィニヨンブラン25%、樹齢5~15年。 Brut Nature(スプマンテ)として 瓶内2次醗酵を行ったものの、途中で醗酵が完全停止。 残糖は8g/L、2.3気圧の微発泡白としてリリース。 |
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ILF1301 |
Gabian Bianco ガビアン ビアンコ 750ml |
フレーバーワイン 微発泡 | 白ブドウのヴィナッチャ (スペルゴラ、マルヴァジア ディ カンディア、 2022年収穫)、水、レモン。 プレス後、まだモストの残る ヴィナッッチャのみで再び醗酵。 蒸留水にレモンを浸漬し、 醗酵中のモストに加え、そのまま醗酵。 ボトル詰めの前に、保存しておいたモストを加え、 ビン内再醗酵。アルコールは4%、 ヴィナッチャから造られとは信じられない、 素晴らしい飲み心地。 |
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ILF1501 |
Gabian Rosso ガビアン ロッソ 750ml |
フレーバーワイン 微発泡 | 黒ブドウのヴィナッチャ(ランブルスコ、 マルツェミーノ、2022年収穫)、水、レモン。 プレス後、まだモストの残る ヴィナッッチャのみで再び醗酵。 蒸留水にレモンを浸漬し、 醗酵中のモストに加え、そのまま醗酵。 ボトル詰めの前に、保存しておあるモストを加え、 ビン内再醗酵。アルコールは5%、 ヴィナッチャから造られとは信じられない、 素晴らしい飲み心地。 |
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ILF1601 |
God Save the Wine ゴッド セーブ ザ ワイン 750ml |
2022 | ロゼ 微発砲 | マルヴァジーア ディ カンディア30%、 ランブルスコ マエストリ、ランブルスコ サラミーノ、 ランブルスコ マラーニ、樹齢20~40年。 収穫後、白ブドウは果皮と共に10日程度、 黒ブドウは2~3日、別々に果皮と共に醗酵を始める。 圧搾後にアッサンブラージュ、醗酵を終える。 冷蔵保存しておいた、スペルゴラのモストを加えて ボトル詰め。ビン内再醗酵。 ランブルスコをはじめ赤ワイン消費の 落ち込みに対して、独自のアプローチで挑戦した 新しい飲み心地と気軽さを意識した弱発泡ワイン。 白ブドウのタンニンに黒ブドウのフレッシュさ、 そしてガスは控えめで素晴らしい飲み心地! なんとも新しい味わいのフリッツァンテ。 |
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ILF9001 |
AZE Balsamico アゼ バルサミコ 250ml |
- | バルサミコ | マルツェミーノ60%、スペルゴラ20%、 カベルネ ソーヴィニヨン20%。5年熟成をベースに、 3年、7年とブレンドした、酸度が低く甘みを残したバルサミコ、 糖分や酵母、保存料、着色料無添加。 |