Winery

ワイナリー

Lazio

Le Coste

レ コステ

2004年、ジャンマルコ アントヌツィはラツィオ北部のボルセーナ湖半にてブドウ樹の栽培、ワイン醸造を開始。彼の考え方は非常にシンプル、かつ合理的。自分の造りたいワイン、そこに到達するために何が必要なのか?多くの素晴らしい造り手のもとで働き、知識・経験を、、、。祖父の持っていたグラードリのぶどう畑を起点にLe Costeの畑を、、、。フランコ ピエーデ(台木を使わずに自根にて)から薬品など一切を排除した栽培を、、、。知識や技術に傾倒しない、感性に任せた醸造(本人は認めませんが)を、、、。知識・経験・畑・栽培・醸造、そしてそこに「どんなものを造りたいか?」という彼の考える「到達点」。そしてそこに辿り着くために必要な手段。結果、いつも挑戦につながる、いわば全く妥協のない彼の信念。だからこそ毎回楽しませてくれる、常に想像の2~3歩先をゆく造り手。

ジャンマルコ アントヌーツィ、彼ほど合理的、かつ感性的な造り手に出会ったことはあっただろうか。ヴァレンティーニやジュラール シュレール、愛する造り手のワインを飲むうちに、自らワインを造りの道を選んだジャンマルコ。フランスをはじめとした多くのワイナリーでの経験、そして祖父より受け継いだグラードリでのブドウ栽培、それぞれ全くの無関係のようですべては彼の計画した通り。そう感じさせてくれる説得力を持っている。
そして、それだけでは終わらない彼のエネルギーは、畑での挑戦はもちろん醸造においてもただならぬものがある。そんな彼はいつも想像の斜め上を進み続ける彼のワイン。そこには造り手だけでない、飲み手へのたくさんのメッセージが散りばめられている。グラードリの土地はラツィオ北部、ヴィテルボ近郊カルデラ型の湖ラーゴ ディ ボルセーナのほとりにある。このあたりの土壌は火山礫、凝灰岩、細かい顆粒状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。標高も高く、350~450mという斜面、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた3ha(樹齢が非常に高い)と、2004 年に彼が手に入れた3ha の土地「Le Coste」。2006 年より収穫・醸造を開始。

2012 ヴィンテージより、大きく変貌を遂げたBianco。これまでは区画の違いを感じることなく、1 種のワインとしてボトル詰めしていたものの、見事な収穫を迎え、醸造過程にて起きた樽ごとの違いをはっきりと感じたジャンマルコ。醗酵がやや早い段階でストップした結果、若干の甘味と酸、なんとも心地よい口当たりの良さを持つL'abboccatello。果皮の印象が少なく、より本来のビアンコらしい飲み心地を持つBianchetto。そしてこれまでのビアンコとは圧倒的に違う迫力と安定感、明らかな成長を感じるBianco。3 種類のビアンコをリリース。そしてさらにはBianco2011 の中で、最も可能性のある(言い換えればまだボトル詰めしたくない)1 つをボトル詰めすることなく計24 か月樽内にて熟成し、一年遅れでボトル詰めしたというBianco R。そしてこれまではPaino に混ざっていた樹齢60年を越える高樹齢のプロカニコのみを、ごく短いマセレーションを行い木樽にて醗酵・熟成したというLe Vigne piu Vecchie。LeCoste とは比べがたい、全く別の雰囲気、それでいてやはり年月の醸し出す迫力、醸造という部分ではややおとなしい分、現段階での完成度に驚かされる。

赤においても飲み心地を優先、2 週間のマセレーションによる醗酵、圧倒的な滑らかさを持ったRosso、ビアンコ同様、1 年長い樽熟成をさせたRosso R。見事ともいえる収穫を迎えた2012 とは対照的に冷涼な雰囲気を持った2013 年の白はBianchetto,Bianco の二つ。果皮の剛健さよりも果実的な香りや酸の印象が強い「バランスと繊細さを持ったヴィンテージ」、ビアンケットはより飲み心地の良さとスムーズさ、ビアンコについても前年より繊細さを感じるワインとなっている。そして結果的にRosato は今回より果皮との接触を行わずに果樹のみでの醗酵に挑戦。これまでをはるかに超える手ごたえを感じたというジャンマルコ。そして時折リリースされるRosso di Gaetano、以前からジャンマルコが栽培を手伝いブドウを分けてもらっていた近所のガエターノ爺。彼の畑で素晴らしい収穫を迎えられたこと&ガエターノの生計を助けることにもつながることから、醸造&ボトル詰めされる。それぞれのワインの種類に、生産量がまったく追いついてない。そんなことは百も承知、一切動じることなく突き進む自由奔放、傍若無人、それこそが彼、ジャンマルコ アントヌーツィである。

Lineup

LEC0011 Litrozzo Bianco リトロッツォ ビアンコ 2023年 1000ml
プロカーニコ主体、マルヴァジーア、その他ヴェルデッロ、ロッシェット、ロマネスコといったモンテフィアスコーネの地ブドウが中心。除梗し数日間、果皮と共に醗酵が始まってから圧搾。ブドウ品種や土地の個性ではない「飲むことの楽しさ」を表現した1リットル。
LEC0207 Litrozzo Rosato リトロッツォ ロザート 23年 ロゼ 1000ml
アレアーティコ主体、サンジョヴェーゼ、メルロー。アレアーティコのみ短時間果皮と接触、サンジョヴェーゼ、メルローはプレスした果汁のみ加えて醗酵。フレッシュで心地よい果実味と香りの強さ、飲み心地の良さ。
LEC0113 Litrozzo Rosso リトロッツォ ロッソ 23年 1000ml
サンジョヴェーゼ主体、メルロー、チリエジョーロ。果皮との時間を短くし、バランス感を意識して醸造。タンニンはあるものの、非常に軽やかでいて心地よい。果実にあふれた丸みのあるロッソ。唾液腺を刺激する旨味と酸味のバランス感。
LEC2703 Ripazzo Bianco リパッツォ ビアンコ 18/19年 750ml
2018年収穫のリトロッツォビアンコ(プロカーニコ、マルヴァジーア中心)残糖があるワインに、19年収穫のリトロッツォビアンコのヴィナッチャを加えて再び醗酵を起こしたワイン。タンク内で6か月、瓶内で6か月の熟成。リパッソの技法を用いた楽しみあるワイン。
LEC3501 Ripazzo Rosato リパッツォ ロザート
18/19年 ロゼ 750ml
2018年収穫のリトロッツォビアンコ(プロカーニコ、マルヴァジーア中心)残糖があるワインに、19年収穫のリトロッツォロザートのヴィナッチャを加えて再び醗酵を起こしたワイン。タンク内で6か月、瓶内で6か月の熟成。リパッソの技法を用いた楽しみあるワイン。
LEC3203 Ripazzo Rosso リパッツォ ロッソ 20/21年 750ml
アレアーティコ主体、サンジョヴェーゼ、メルロー、プロカーニコ。
ベースは2020のリトロッツォロザート。タンクひとつだけ20g/L以上残糖があるまま醗酵が停止してしまったロット。翌年の収穫・醸造の過程で、プレスしたリトロッツォロッソのヴィナッチャを加え、再醗酵を促したという奇抜なスタイルで生まれた赤。アレアーティコ由来の香りの高さと心地よさ、サンジョヴェーゼやメルローの持つ旨味、そして何よりも飲み心地の良さには脱帽です。
LEC2005 Pizzicante Bianco ピッズィカンテビアンコ 21年 白微泡 750ml
モスカート ジャッロ100%、樹齢10~20年。
合わせて直接プレスし果汁のみで醗酵。醗酵が終わりきる前にボトル詰めを行い、瓶内で醗酵を終える。そのままオリの上で12か月、その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)を行いさらに12か月の熟成。
モスカート ジャッロのアロマティックさとフルーツを前面に感じる味わい。オリ抜きと補酒の衝撃が無くなり、ワインのバランスが取れるまでに1年以上費やしてからリリースされる渾身のフリッァンテ。

LEC2107 Pizzicante Rosato ピッズィカンテ ロザート 21年 ロゼ微泡 750ml
アレアーティコ100%、
除梗し軽く櫂入れをしながら24時間、プレスは行わず、フリーランジュースのみで約2週間の醗酵。味わいに数グラムの糖分を感じる段階でボトル詰め。瓶内で醗酵が終わり、そのままオリと共に12か月の熟成。その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)を行いさらに12か月の熟成を行う。
LEC2205 Pizzicante Rosso ピッズィカンテ ロッソ 20年 赤微泡 750ml
サンジョヴェーゼ、チリエジョーロ、メルロー。
除梗し8日間、果皮と共に醗酵を始め、途中で圧搾。そのまま解放式の大樽にて醗酵を続ける。味わいに数グラムの糖分を感じる段階でボトル詰め。瓶内で醗酵が終わり、そのままオリと共に12か月の熟成。その後スボッカトゥーラ(オリ抜き)を行いさらに12か月の熟成を行う。鮮烈なフルーツの強さと香り、乾いた酸とタンニンが堪らない飲み心地抜群の赤。
LEC0311 Le Primeur ル プリムール 23年 750ml / 1500ml / 3000ml
アレアーティコ100%。
収穫したブドウは除梗せず、外気に触れないカーボニックマセレーションにて10日程度、圧搾後モストだけの状態で約1か月、醗酵が終わるのを待つ。いつもよりマセレーション期間を短くし、色調の淡い繊細で香りのあるアレアーティコを引き出しました。華やかな果実と繊細で複雑な香り、濃度や強さというより、酸の柔らかさや飲み心地を感じます。
LEC3602 "SOS Largo " Bianco "エスオーエス ラーゴ" ビアンコ
20年 750ml
モスカート ジャッロ100%、樹齢15年程度。
ボルセーナ湖畔、発電所開発の進む地域、モンテフィアスコーネのブドウを引き取り醸造したワイン。直接プレスし、果汁のみの状態で約1か月間、オリと共に醗酵を行う。その後6か月の熟成。地熱発電所の建設反対運動に協力するために生まれたワイン。
※売上の一部は活動費用として寄付されています。

LEC3701 "SOS Largo " Rosso "エスオーエス ラーゴ” ロッソ 2019年 750ml
アレアーティコ100% 樹齢15年程度
ボルセナ湖畔、発電所開発の進む地域、モンテフィアスコーネの葡萄を引き取り醸造したワイン。除梗せず空気に触れない状態で2週間のマセレーション、圧搾しそのまま6ケ月の熟成。ボルセナ湖畔で計画された地下発電所によって、自然環境が破壊される事態を避けるために反対活動として造られたワイン。
※販売価格の一部は反対活動費用に充てられています。
LEC2602 Bomb’bulle ボンビュール 11年 白泡 750ml
プロカーニコ、樹齢30年。
原酒となる2011収穫のプロカーニコは、果皮と共に短時間、木樽での醗酵。圧搾後、翌年まで待ちます。2012年に収穫したモスカートのモスト(果汁を)加え、オリと攪拌してからボトル詰め。瓶内で再醗酵が起きるのを待ちます。瓶内でシュール・リー状態のまま、約6年間熟成。デゴルジュマンを行い12か月の熟成。2度目のリリースとなるメトードクラッシコのスプマンテ。SO2や酵母はもちろん、ドサージュも一切行わないブリュット ナチュール。
LEC1502 L’abboccatello ラッボッカテッロ 12年 白微発泡 750ml
プロカーニコ、樹齢20~30年。
2014年にリリースしたワイン。ロット別で残糖が多いタンクのものは、オリを攪拌して王冠でボトル詰め。ビン内で再び醗酵が始まるのを待つ。2018年にデゴルジュマンを行い12か月の熟成。自然に醗酵が始まるのに6年も費やしたという。負けず嫌いのジャンマルコらしさを感じるワイン。
LEC0511 Bianchetto ビアンケット 22年 750ml
プロカーニコ主体、マルヴァジーア ディ カンディア、モスカート、ヴェルメンティーノ、、他。
収穫後、除梗し果皮と共に2週間の醗酵。圧搾後、解放式の大樽にて6カ月の熟成。2022年は猛暑&乾燥に見舞われたヴィンテージ。しかし収穫中の雨の影響もあり、決して過凝縮とは言えない特徴も併せ持つ。黄金色ともいえるような強い色合いからもわかるように完熟した果実と深い香り、アロマティック差を前面に感じながらも、フレッシュで心地よい飲み心地。例年通りの飲み心地と味わいを持ったビアンケットです
LEC0610 Bianco ビアンコ 21年 750ml
プロカーニコ70%、マルヴァジーア ディ カンデイア、ヴェルメンティーノ、他。樹齢10~40年。
収穫後、果皮と共に2週間、圧搾後も大樽の中で醗酵、そのまま12か月、ボトル詰め後6か月の熟成。完熟した果皮の香りはあるものの、決して固いと感じるわけではない、いつも以上の飲み心地。特に21は醸造的なニュアンスよりも、果実的な香りや味わいを強く感じます。ワイン全体に感じる清潔さ、最近のビアンコのクオリティには本当に驚かされてばかりですが、本当に複雑さと繊細さを持ち合わせたビアンコ。
LEC0707 Bianco Cru Le Coste ビアンコ クリュ"レ コステ" 18年 750ml
プロカーニコ主体、2004年植樹のレ コステの畑。
混植されているヴェルメンテーノや地ブドウも合わせ、完熟を待ってから収穫。2018年は冷涼で雨の多いヴィンテージ、収穫したブドウの20%にボトリティスノービレ(貴腐)が回ったビンテージ。収穫後、木樽にてごく短時間果皮と共にマセレーション。圧搾し、果汁のみの状態で解放式の大樽に移し約1カ月醗酵が完全に終わるのを待つ。オリ引きと共に1500Lの大樽に移し24カ月、ボトル詰めのあと24カ月の熟成。「Le Costeの畑」をストレートに表現した白。2018年は冷涼、貴腐の恩恵も感じる嬉しいヴィンテージ。
LEC1208 Bianco R ビアンコ エッレ 19年 750ml
プロカーニコ100%、La Chiesaの畑。樹齢10~40年。
1本のブドウ樹より500g~700gという低収量のプロカーニコ。収穫後、果皮と共に開放式の大樽で3週間醗酵を行う。圧搾後、500Lの木樽に移し20カ月の熟成。ボトル詰め後6か月の熟成。ブドウの熟度が高いだけでなく、酸やフレッシュさを失わなかった2019。非常に高い次元でバランスを保ったブドウの質の高さ、強い骨格とポテンシャルを秘めたヴィンテージ。追加で2年間取った結果、素晴らしい状態になりました。液体の輪郭がはっきりしており、落ち着き、酸と熟成のバランス。香りには果実のフレッシュさと熟成による印象が混ざり合った複雑でいて繊細。一つの完成美を感じてもらえると思います。

LEC1305 Le Vigne Piu Vecchie レ ヴィーニェ ピウ ヴェッキエ 11年 750ml
プロカーニコ100%
樹齢60年を越える畑の中の一部の区画より、選抜したブドウ樹だけで収穫。ブドウは除梗せず、自重にてゆっくりと流れ出るフリーランジュースのみ2011に限ってはフランス産の1000Lの新樽、果汁のみで醗酵。極力オリ引きは行わずに、大樽で24か月の熟成。ボトル詰め後106カ月(8年)の熟成を経て、2021年にリリース。
LC2306 Paino パイーノ 16年 750ml
プロカーニコ100%、Le Costeの畑、La Chiesaの畑、
どちらも自身が植樹した最高品質のブドウの収穫を目的とした畑。それぞれより、収穫量、果皮の熟成、厳しく選別したブドウのみ収穫。除梗し、果皮、種子と共にテラコッタ製の容器で1カ月以上のマセレーション。圧搾後、テラコッタ製のタンクに戻し12カ月の熟成。500Lのオーク樽に移し、さらに24カ月。ボトル詰めしてからもワイン自体がフォルムを形成するまで36カ月、十分すぎる時間を費やしてからリリースされた新しいパイーノ。十分すぎる果実を持ち、その果実を形成するアンフォラでの醸造。ポテンシャルを秘めたブドウに、十分に時間を費やした熟成。数あるキュヴェの中でも「特別」に位置する白ワイン。前回の2015に続き、液体のサイズの大きさ、迫力はすさまじいです。ブドウのポテンシャルの高さをストレートに感じます。果実由来の多様で複雑な香り、アロマ、絹のようなタンニン、素晴らしいバランス感、エレガントな余韻。そして以前のパイーノには感じ得なかった繊細さと透明感。ブドウのみでこれほどの複雑な香りや味わいが生まれる事に改めて驚かされる素晴らしいワインだと思います。

LEC1708 Moscato Due M モスカート"ドゥエ エンメ" 20年 750ml
モスカート、Le Costeの畑が中心で、もう一つの畑のモスカート(一部モスカートジャッロ)。
完熟を待ってから収穫、2つのマセレーション(除梗せず
空気に触れないカーボニックマセレーションと、伝統的なマセレーション(除梗し櫂入れを行う)。醗酵が終わってから圧搾し、20カ月間500Lの木樽にて熟成。ボトル詰めし6カ月。2020は天候もよく良年ではありますが、ポテンシャルというより、早い段階でワインのバランスが取れる、
わかりやすさとストレートさを感じるヴィンテージ。モスカートならではの豊かな果実味とヴォリュームは、決して単調ではなく、果皮や種子由来の要素やタンニン、柔らかな輪郭になめらかな酸、モスカートというブドウの本当の魅力を表現したワイン。
LEC4103 Cocciuto Bianco コッチュート ビアンコ 21年 750ml
プロカーニコ主体、樹齢30~40年。ビアンコの畑より収穫したブドウ。
収穫後、除梗しテラコッタ製の解放式タンク(500L)にて果皮と共に2週間の醗酵。圧搾し、そのままタンクで醗酵を終え12か月の熟成。ボトル詰め後6カ月。2021という恵まれたヴィンテージ、透明感のある液体に、複雑で立体的に表現された果実味と香り、通常のビアンコと比べると奥行きの深さが明らかに違います。これまでのコッチョとも異なる透明感と奥行き、非常に興味深いビアンコです!
LEC8171 L’Ozio ロツィオ 10年 1500ml
プロカーニコ主体、樹齢5年のCruの畑と、樹齢50年を越えるVVの畑より。
それぞれ別々に醸造を行い、バリック(新樽)8年間、ボトル詰めを行い4年間、合計12年間の熟成の後にリリースした特別な白。同じブドウであっても、樹齢、仕立て、コンセプトが違えば、全く違う液体。その2つが完全に融合するための時間を費やした、Le Costeのこれまで20年間を表現するかのような特別なワイン。
LEC0809 Rosato ロザート 21年 ロゼ 750ml
アレアーティコ、樹齢の古いものが中心。
収穫後、除梗せずに時間をかけて圧搾することで、果皮の要素を極僅かにモストに移す。醗酵は果汁のみ、木樽にて約3週間。オリ引きのあと木樽にて10か月、ボトル詰め後6か月の熟成。ジャンマルコ曰く「Rエッレ(特別なワインという意味で)」と名付けたかったという素晴らしいヴィンテージ。圧倒的なサイズの違い、そして奥行き、複雑でフローラルな香りの広がり、果実由来のフレッシュさ。繊細さと複雑さが高次元でバランスした2021。


LEC8151 Alea V.V. MG アーレア ヴェッキア ヴィーニャ
15年 1500ml
アレアーティコ、「Terrazzo」と呼ぶ樹齢60年以上の畑。
収穫後、除梗して1カ月以上のマセレーションを行い醗酵、圧搾後500Lの木樽にて48カ月の熟成。ボトル詰めののち36か月。合計7年を費やしてリリース。「これは自分たち(人間)がどうこうして造れるブドウじゃない、むしろ自然がそれを望んで生み出した(ブドウ)。そして自分たちは、それをただ見守るだけ。今までもこれからもたどり着けないほどのブドウ。このワインに感じるアレアーティコは、他のどのワインでも表現しえない個性を表している」レ コステ史上最高のアレアーティコ。
LEC0909 Rosso ロッソ 20年 750ml
グレゲット主体、チリエジョーロ、コロリーノ、カナイオーロ、樹齢30 年前後。
高樹齢の畑より収穫、果皮と共に3 週間、圧搾後栗の木の大樽にて12 か月熟成。2020は乾燥によって収穫量が減ったものの、病気などの被害が少なく、醗酵も非常にスムーズできれいに仕上がったヴィンテージ。果実由来の味わいと香りが前に出た、キレイさ、安定感のある赤。
LEC2902 Greghetto LOT20 グレゲット"ロットヴェンティ” 16年 750ml
グレゲット(グレケット ロッソ)、樹齢40年の畑。
非常に完熟し高い糖度を持った年のみ造られる特別なロッソ。除梗し果皮と共に3週間のマセレーション。栗の木の大樽で12か月、ボトリング後24か月の熟成。
LEC1104 Rosso Cru Le Coste ロッソ Cru レ コステ 16年 750ml
グレゲット100%Le Costeの畑2004年植樹より、厳選して収穫。
除梗したあと、潰さずタンクの中でセミカルボニックマセレーションの状態で2週間。その後櫂入れを行い1カ月以上、醗酵が完全に終わるまで長期間のマセレーションを行う。圧搾後、500Lのフランス産木樽に移し20カ月の熟成。
ボトル詰めを行い、ワインの外格が出来上がるのを待ち
36カ月の熟成。名前の通り、彼らのスタートの土地「Le Coste」を表現した赤。

LEC1407 Rosso R ロッソ エッレ 17年 750ml
グレゲット、高樹齢の畑と、
2010年に植樹したLa Chiesaのアルベレッロ仕立ての混醸。
除梗し果皮と共に約1カ月のマセレーションを行い、圧搾後1000L、500Lの木樽にて24カ月の熟成。ボトル詰め後、セラーにて36カ月の熟成の後にリリース。猛暑と乾燥の2017、果実の個性を表現するために、十分な時間を費やそうと考えたジャンマルコ、5年もの時間を費やして見えるようになった2017年の魅力。ぜひ体感していただきたい赤ワインです。
LEC1805 Sangiovese”Carbo” サンジョヴェーゼ "カルボ" 19年 750ml
サンジョヴェーゼ100%、樹齢5~10年。
房単位で選別し、除梗せず傷をつけない状態で木樽を満たし、約3週間のカーボニックマセレーションその後、買い入れを行い通常の空気に触れながらのマセレーションを行い醗酵を終える。圧搾後、500Lのトノーに移し醗酵が終わるのを待つ。その後約24カ月の熟成。ボトル詰め後6カ月以上の熟成。非常に恵まれたヴィンテージ、健全なブドウが収穫できるときのみ造られる特別なワイン。
LEC1609 Rosso di Gaetano ロッソ ディ ガエターノ 21年 750ml
サンジョヴェーゼ50%、シラー、メルロー。樹齢20~30年。
収穫後、果皮と共に3週間、野生酵母と共に醗酵。圧搾後大樽にて6カ月、ボトル詰め後6カ月以上の熟成。天候に恵まれた2021、素晴らしい骨格とフレッシュさ果実味を持ち力強くも心地よさを忘れない、魅力的なヴィンテージとなっております。

LEC4003 Cocciuto Rosso コッチュート ロッソ 21年 750ml
サンジョヴェーゼ主体、チリエジョーロ、メルロー、樹齢30年~。
収穫後、除梗してテラコッタ製の開放タンクで3週間、果皮と共に醗酵を促す。圧搾後もテラコッタのタンクの中で12か月の熟成。木と違い、ワインに直接香りをつけることなく、ニュートラルでいながら、土器内部の細かい気泡による微酸素接触、呼吸を得られることで、より柔らかみ、
熟れた果実の香り、落ち着きを感じる。ロッソとは明らかに異なる特徴をみせる、官能的なロッソ。

LEC2802 Rusticone
ルスティコーネ
2017年 750ml
サンジョベーゼ、メルロ―、アレアーティコ、レコステの畑、高樹齢の畑から。
2017年という奇抜なヴィンテージに上位のキュヴェとして
見合わない樽をアッサンブラージュ更に24カ月以上の長期熟成によってバランスを取り戻したワイン。ブドウの個性よりも『素朴さ、純粋さ』をもった味わい。
LEC3403 Nini e Lulu ニーニ エ ルルー 2019年 750ml
シラー、樹齢5~20年。
収穫後除梗せず空気に触れない状態で2週間のマセレーション。その後バトナージュを行いさらに、2週間果皮と共に醗酵。圧搾後500ℓの木樽にて醗酵を終え、そのまま10カ月の熟成。2019年も17,18に続き十分な収穫に恵まれなかった為、ニーニとルルーの手法を合わせ、1つのワインとしてリリース。ジャンマルコとクレモンティーヌの2人がフランス修行中に体験したシラーを火山性土壌のレコステの畑で表現した特別なワイン
LEC4402 Syrah “Lulu” シラー"ルルー” 20年 750ml
シラー、樹齢5~20年。
収穫後、除梗せず空気に触れない状態で2週間のマセレーション。その後バトナージュを行いさらに3週間果皮と共に醗酵。圧搾後、500Lの木樽にて醗酵を終え、そのまま20か月の熟成。2020は収穫量に恵まれたため、ニーニとは別にボトル詰めを行いました。カルボニック由来の香りやフレッシュさだけではない、酸の太さ、果実の深さ、力強くも繊細なタンニン、完熟した果実ゆらいの香り。熟成することでより変化してゆくことが想像できる魅力的なシラー。
LEC4301 Syrah “Nini” シラー"ニーニ“ 20年 750ml/1500ml
シラー、樹齢10年前後。
収穫後、除梗せずカーボニックマセレーションの状態で3週間。圧搾後、225Lの木樽の中で醗酵を終える。そのまま約12か月木樽で熟成。2020年は質も量にも恵まれたヴィンテージのため、Luluとは分けて醸造&ボトル詰めを行いました。フレッシュで軽い口当たりと果実、飲み心地の良さを感じる。土地由来の軽快なミネラルと酸をもったシラー
LEC3903 Pinotto ピノット 21年 750ml
ピノ ノワール70%、シラー30%、樹齢6年。2015年に植樹、標高470mの畑。
グラードリの気候環境では、どうしても熟成が早く、凝縮した印象になってしまうため、同じ区画のシラーと合わせてボトル詰め。収穫後、除梗せず、1カ月間のカーボニックマセレーション。圧搾し500Lの木樽にて醗酵が終わるのを待つ。そのまま12か月の熟成、ボトル詰め後12か月の熟成。非常に凝縮した2021、さらにシラーの印象もあり抜栓してすぐは非常に力強く、果実のフレッシュさ、青さを先に感じますが、時間が経つとともにピノ由来の奥行きや柔らかみ、余韻を感じられます。樹齢を重ねていないブドウだからこそのストレートさ、ややざらつくタンニンは、粗削りでありながら決して嫌味ではない、時間と共に野性味、その奥にある旨味を感じさせてくれるワインです

LEC2406 PNT ピーエヌティー 18年 750ml
ピノ ノワール、2009年植樹。標高480mlに植えた0.8haの畑。
アルザスの造り手より譲り受けたピノ ノワールをセレクション マッサールにて植樹。除梗せず木樽にて約3週間のマセレーション。木樽にて12か月、ボトル詰めの後48か月の熟成。冷涼で雨の多い、非常に繊細なヴィンテージ。複雑な香りの中にハーブや燻製、柑橘のニュアンス。果実の熟度を感じつつもフレッシュさを失わず、非常にバランスを感じる余韻。レ コステの火山性土壌を表現に満たしたヴィンテージ。雨が多く冷涼なヴィンテージの特徴を感じさせる2018、果実はコンパクトに感じつつも時間と共に豊かさとヴォリュームを、香りは非常に繊細なのはもちろん、その複雑さに圧倒されてしまいます。酸の美しさ、余韻についてはもはや言うまでもありません、、。植樹から10年目、冷涼でピノに適した気候、これまでのベストを更新するというヴィンテージ。

LEC1906 Alea Jacta Est
アーレア ヤクタ エスト
18年 750ml
アレアーティコ、樹齢10~15年(一部40年~)、Le Costeの畑のブドウが中心。
収穫後、除梗せず数日間カーボニックマセレーションピジャージュし開放式の木樽でさらに1週間。圧搾後500Lの木樽で24か月、ボトル詰めし24か月と長い熟成ののちリリース、冷涼な年由来のフレッシュさ、繊細さ、やや鋭さを感じます。強さや重さより軽やかさを感じる素晴らしいアレアーティコ。
LEC8181 Aleatico “Vasalone” アレアーティコ “ヴァサローネ”
19年 1500ml
アレアーティコ、樹齢40年以上、
ロザートの畑より収穫したブドウ。収穫後、除梗して数日セメントタンクにてマセレーションを行った後圧搾。バリックにて醗酵を終え、そのまま12か月の熟成。2019年という繊細で香りに特徴を持ったヴィンテージだからこそ、その個性を表現するために造られたスピンオフの赤。非常に強いアロマを持ち、ロザートやアーレヤ ヤクタとも異なる香りの特徴を持ったアレアーティコ。控えめなタンニンが心地よく、飲み心地の良さスムーズさには本当に驚かされる味わい。

LEC0402 Gambrinus ガンブリヌス 17年 750ml
アレアーティコ、レ コステの畑より収穫したブドウ。
猛暑&干ばつに見舞われた2017、Cruのアレアーティコ。
2010とは反対の意味で成熟が遅れたヴィンテージ。イレギュラーな成熟をとげたブドウは除梗せずに3カ月間、セミカルボニックの状態で浸漬、圧搾後500Lの木樽に移し、樽の中で醗酵が継続してゆく。完全に醗酵が終わりそのまま3年間の熟成。ボトル詰め後、約18カ月の熟成。通常のアーレアヤクタには感じ得ない香りと全体のバランス、魅力
LEC3101 Cabernet Sauvignon”Zio Gio”
"ズィオ ジオ”
15年 750ml
カベルネソーヴィニヨン、樹齢30~40年、
ガエターノの畑より。2015年という他に類を見ない素晴らしい完熟を見せたカベルネ。完熟したブドウを選果、すべて除梗し果皮と共に3週間、野生酵母による醗酵。圧搾後、フランス産バリック(オーク)にて24か月、ボトル詰め後12か月の熟成。初めてのリリースとなるカベルネソーヴィニヨン100%のワイン。
LEC8021 Greghetto”Titta” グレゲット“ティッタ” 15年 1500ml
グレゲット(=グレケットロッソ、サンジョヴェーゼ)、樹齢60年~。
収穫後、開放式のオーク樽にて果皮と共に2週間、野生酵母による醗酵。圧搾後フランス産バリック(オーク)にて24か月、ボトル詰め後12か月の熟成。この畑の持ち主であるジョバンニ バティスタへの敬意と、最高かつ最後の収穫という特別な思いのこもったワイン。
LEC1004 Unatantum
ウナタントゥム
12年 赤甘 375ml
アレアーティコ、樹齢10~30年、遅摘み、
粒単位の選果ののち、約3週間の陰干しを行う。
脱水した果実を足でピジャージュ、6か月の果皮浸漬を行う。圧搾後50~100Lの小型の木樽に移し約4年間、醗酵と熟成を繰り返す。糖分を持った甘口でありながら、酵母の活動が完全に終わってからボトル詰めするため、SO2もフィルターも必要としない。完全無添加のヴィーノドルチェ。アレアーティコのもう一つの魅力を引き出すために費やした手間と時間は計り知れない。素晴らしいデザートワイン。
LEC9011 EXV Olive Oil エクストラ ヴァージンオリーヴオイル 2022年 オイル 500ml
モライオーロ、レッチーノ種主体、カニーノ種。
le Costeの畑のオリーヴの中でも特段に成熟した樹を選別、早摘みのオリーヴを厳選してブレンド&ボトル詰めしたレ コステ渾身のオイル。500mlビン 1番絞り(酸度0.2)
LEC9024 / LEC9040 EXV Olive Oil エクストラ ヴァージンオリーヴオイル 2022年 オイル 1000ml / 3000ml
カニーノ種主体、Le Costeの畑のオリーヴ、
収穫の後半11月に入ってから収穫したオリーヴから圧搾。
大容量のため、使い切るまでにどうしても酸化しやすかった1Lと3L。オリを取り除くことで酸化しにくく、最後まで良い状態で使い切れるようになりました。(酸度0.2)
LEC9921 Fagioli del Purgatorio ファジョーリ デル プルガトーリオ 21年 乾燥白 いんげん豆 500g / 1000g
白いんげん豆(Fagiolo Purgatorio種)
新しく耕作したレ コステの畑、ブドウ栽培と変わらないフィロソフィの元、栽培、手作業で収穫。天日にて長期間乾燥。長時間の浸水が必要ないヴィテルボ県、グラードリの伝統品種です。 水、又はぬるま湯にセロリ、ニンジン、タマネギなどの香味野菜を加え、 塩をせず弱火で60分ほど下茹で、最後に塩で味を調えてください。皮が薄く粒の小さい品種で調理師やすく、繊細な味わいが特徴。
LEC9911 Fagioli Gialloni ファジョーリ ジャッローニ 21年 乾燥白 いんげん豆 500g / 1000g
白いんげん豆(Fagiolo Gallo種)新しく耕作したレ コステの畑、
ブドウ栽培と変わらないフィロソフィの元、栽培、手作業で収穫。天日にて長期間乾燥。長時間の浸水が必要ないラツィオ州、ボルセナ湖北岸の伝統品種です。水、又はぬるま湯にセロリ、ニンジン、タマネギなどの香味野菜を加え、塩をせず弱火で100分ほど下茹で、最後に塩で味を調えてください。非常に旨味が強く、落花生に似た香り、甘味が特徴。
LEC9931 Farina integrale di grano tenero Verna ファリーナ インテグラーレ ディ グラーノ テネーロ ヴェルナ 小麦粉 1000g
全粒粉(石臼挽き)
レ コステのブドウ栽培と同じ哲学で栽培されたトスカーナの古代小麦(ヴェルナ種)を自社畑で栽培。伝統的な製粉所ムリーノ ヴァルドルチャ(トスカーナ) にて石臼挽きで製粉。
LEC9941 Pasta Secca di grano verna integrale パスタ セッカ ディ グラーノ ヴェルナ インテグラーレ 2022年 パスタ 500g
タリアテッレ / カサレッチェ / フズィッリ の3種類

古代小麦ヴェルナ種、全粒粉のパスタ、2022年収穫。
レ コステのブドウ栽培と同じ哲学にて、自社畑で栽培・収穫した古代小麦を、トスカーナ州ピエンツァにある伝統的な製粉・パスタメーカー「Mulino Val d’Orciaムリーノ ヴァル ドルチァ」にて製粉&製造されたパスタ。石臼挽きで時間をかけて製粉された全粒粉を、ブロンズダイスにて成型。多孔性を持つソースと絡みやすい表面に仕上げ、伝統的な低温長時間乾燥により、ヴェルナ小麦の特徴ともいえる薫り高さを維持したパスタに仕上げました。
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